革本来の質感を活かすため、染料のみで染め上げ、革の表面を覆い隠す塗装を一切行っておりません。そのため、硬いものと接触するとスレやキズがつく場合がございます。バッグやポケットに入れる際は、お気を付けください。

キズがついた場合は、その面全体に無色の革用クリームを満遍なく塗り広げていただくと、エイジングと共にゆっくりと馴染んでいきます。ぜひお試しくださいませ。

万全を期したい場合には、付属の巾着袋に入れてお持ち歩きいただくと、キズや汚れも予防することができます。

表面に塗膜つくらないように革を仕上げているため、明るい色の革の場合は特に、水分が染み込むとシミになって見える場合がございます。水分が付いた場合はお早めに乾いた布等で拭き取ってください。また、フッ素系の防水スプレーを事前に使用していただくと、シミや汚れを予防することができます。

天然素材である革は、部位によって繊維の密度が異なります。そのため、革の表情を生かした水染め（染料染め）の革では、必ず色の染まり方に個体差や部位差が生じます。よく見ると、パーツごとにも色が異なり、お届けする品物と写真に映る個体でも色に違いがあります。天然革が生む色の奥行きをお楽しみください。

現在の染色技術では、水染めの革の色移りをゼロにすることはできません。そのため、明るい色の物と擦れることで色移りすることがございます。

わとかの革は、革の耐久性を支える表面層を一切削らずに仕上げており、革のトップグレード「フルグレインレザー」に分類されます。天然の質感を生かした革には、人の皮膚と同じように、毛穴・シワ・ホクロ・血管跡などが生来の模様として含まれます。顔料や樹脂でコーティングした合皮のような革を除いて、これらの模様は消すことができない天然の証です。